昨夜7/23と今日7/24の二日間にわたって上溝駅前、商店街を中心に開催された県北最大の「上溝夏祭り」もフィナーレが近づいてきた。上溝夏祭りは江戸末期から伝わる伝統と歴史を誇る祭りであり、20基の御輿の渡御と8台の山車の巡業は迫力一杯、ダイナミックな中に華やかなをもった祭りであった。それぞれの御輿に提灯の灯がともり祭りはクライマックスを迎える。山車は「四ツ谷」~「久保」~「本町」~「五部会」~「石橋」~「田尻」~「丸崎」~「番田諏訪面」が次から次に巡行。そして掛け声とともに舞うように神輿の渡御が繰り広げられた。「露店」が並ぶ歩行者天国には粋な浴衣姿の女性、中には男性も着飾ってビール片手に闊歩している。この賑やかさ昨年を上回る観客数となるに違いない。昨日と今日と上溝は熱い夏まつり一色となって終幕を迎えようとしている。(1607)
文京区本駒込に浄土宗の寺院「東光山定泉寺」はある。創建元は和7年(1621)。本尊は十一面観世音菩薩。当寺は本郷弓町にあった「太田道灌の矢場跡」を蜂屋九郎次郎善遠が拝領し堂宇を建立。増上寺十八世定蓮社定誉随浪和尚が開山し、明暦の大火後現在地へ移転した。「山門」を抜けると昭和27年再建の「本堂」、駒込の名鐘の一つ「鐘楼の鐘」、本堂前の左側に六阿弥陀が刻まれた御府内随一とされている「宝篋印塔」、「五重の層塔」、「夢現地蔵菩薩」、「夢限塚」がある。当寺は「江戸三十三観音霊場9番札所」、「上野王子駒込辺三十三ヶ所観音霊場19番札所」でもある。ご詠歌は「春の日は 東光山に かがやきて駒込の里に 晴るるうす雲」である。(1607)