横浜市金沢区町屋町に「寺前八幡神社」と呼び親しまれている「金澤八幡神社」はある。創建不詳ながら金沢文庫の古文書に700年前の称名寺造営の運ぶ舟が八幡河岸に陸揚げしたという記録有り鎌倉時代には存在していた。以前は「八幡宮」として寺前・町屋・州崎一帯の総鎮守であった。祭神は応神天皇、大日霊貴命、建御名方刀美命、日本武命である。旧街道と称名寺から伸びる赤門通りの分岐に鎮座していることから察すると称名寺創建後間もなく八幡宮が創建されたことが窺える。明治41年に合祀により三社の祭神も祀られている。鳥居を抜けると正面に「拝殿」、その脇に「神輿殿」、「稲荷社」がある。毎年開かれる「夏祭り」は地元、信者、観客で大にぎわいとなる。(1607)










