金沢区総合庁舎や金沢警察署などが並ぶ中心街、横浜市金沢区町屋町に町屋町の総鎮守である「町屋神社」はある。社伝によると元和元年(1615)に大坂城落城の際に豊臣側の家臣が当地に移り住み「牛頭天王」を祀ったことが起源でとされる。祭神は八岐大蛇を退治した神様「須佐之雄命」。境内の長い参道正面に1759年(宝暦9年)改築の「社殿」がある。参道左側に「手水舎」、「社殿」の左に「神楽殿」がある。文化6年(1809)に町屋と洲崎両村協議の末、天王社を二社に分け祀ることになった。明治2年に明治の神仏分離令が出て正式に町屋の鎮守「町屋神社」となった。例大祭は毎年7月に夏祭り、9月には湯立神楽が行われる町中賑わいを呈する。






