全国約3700の末寺を包括する「鶴峰山光圓寺」

平塚市立野に総本山は「金剛峯寺」とし、高野山真言宗全国約3700の末寺を包括する「鶴峰山光圓寺」はある。創建は不詳だが、文禄3年(1594)の水帳には新宿では最古の寺との記載があり420年以上の寺歴を誇る。昔は現在の「平塚電話局」辺り等覚院の東隣にあり、明治31年の新宿の大火にて消失、当地に移転した。立野町東交差点一号線(東海道)沿いに構えられた「山門」を潜ると境内は一面芝が張られ美しく正面に入り母屋づくりの「本堂」、右手に庫裏がある。本堂前には昭和31年に平塚観光協会が2381柱の戦没英霊を合祀した慰霊塔として建てられた平塚市戦歿英霊「手向けの塔」がある。左手に「鐘楼」、右手に「六地蔵」、中央には平塚八幡宮にあった「宝篋印塔」がある。墓域には「真壁家の墓」、番町皿屋敷で有名な「菊女の墓」(貞室菊花信女）がある。(1907)