Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

旧七夕‥星は見えず

2017年08月28日 23時25分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は旧暦の7月7日、「旧七夕」といわれる日。今年は旧暦に閏月が入ったため太陽暦の8月末と遅くなった。旧暦の毎月の1日は新月なので、7日というのは上弦の半月となる。
 本来ならば今の時刻、天頂付近にこと座ベガ(織姫)、わし座のアルタイル(彦星)、白鳥座のデネブのいわゆる「夏の大三角」が見えるはずである。
 先ほどまで夜のウォーキングの途中、高台で空を眺めたが、半分を占める低い雲が白く明るいので星を見ることが出来なかった。横浜の港方向の明るい照明が雲に反射しているようで、観測は難しい条件であった。先月の7月7日も見ることは出来なかった。
 今年は2回とも出会うことのなかったふたつの星であった。

 本日は本日中に就寝したい。



虫の音を聞いた

2017年08月28日 20時38分07秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日はジャコメッティ展を見に行く予定であったが、もろもろの事情が出来して断念。前回チケットショップで前売り券1400円を1100円で購入したにもかかわらず、休館日に出向いて見ることが出来なかった。
 会期は9月4日なので、最終日は避けるとして残りは8月30日(水)か31日(木)しかない。1日から3日は会議とその準備のために無理である。主催者の予報はどうだったかはわからないが、友人からは想像した以上に人気があるという情報が伝わってきた。会期末の混雑を覚悟しなくてはいけないようだ。

 関内駅の近くから歩いて帰ってきた。陽射しが陰るとさすがに少しは過ごしやすくなった。

 昨日、虫の音を聞いた。リリリリと聞こえたので多分コオロギだと思われる。

★こほろぎのこの一徹の貌を見よ     山口青邨
★鈴虫とひとりの闇を頒ち合ふ      野見山ひふみ




 第1句、思わずネットでコオロギの写真を探してしまった。確かに一徹の貌である。しかし作者はコオロギではなく、自分の信条を宣言しているのである。写生句ではなく、心境を詠んだ句と理解したい。自分の俳句に対する無上の自信に満ち溢れている。ここまで自信にあふれた態度を示されたら、私などは引いてしまう。私はこのように前面に自分を押し立てて自分を表現することは出来ない。端から遠慮してしまう。
 第2句、秋に独りの夜の世界である。このようなことはいつも心に念じてはいるものの、実現することはなかなか難しい。

セキセイインコとの意思疎通

2017年08月28日 14時13分24秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 例年の8月下旬の天気がつづいている。今朝も蝉の声が例年のとおりに聞こえている。雨模様の天気であると、蝉の声もどこか湿って、そしてくぐもっていて、夏らしくない。夏の陽射しと蝉の声は相性がいいのだろうか。
 さてセキセイインコ、あまり具合がよろしくない。声がでないで、昼間ほとんど寝ている。便には異常はないようだ。
 最近は夜7時半前になると、バタバタして「ギギギギッ」と強い声でなく。これははやく風呂敷を籠にかけて、暗くしてほしいという要求である。風呂敷を掛けるまでこの騒ぎが続く。うるさいので、このバタバタと「ギギギギッ」が始まると、籠の周りに飛び散った餌の殻を掃除機で吸い取ってから、風呂敷を掛けてやる。すぐにおとなしくなる。小さい子どもが眠くなるとグズルのによく似ている。
 また朝、私たちが朝食を食べ始めると「ギギギギッ」とうるさく騒ぐ。翅はバタバタとはしないで、大きく鳴くだけである。これは早くベランダに籠ごと出してほしいという要求である。そしてこれは私の姿を見ると泣き始める。妻は朝起きると風呂敷を取り除くが、その時は外に出せという意思表示はしない。ベランダに出すのは私の役割だと知っていらしい。
 「ギギギギッ」というのを聞くと、意思疎通をしていると思えてくる。気が強くてなつかないセキセイインコではあるが、グズル姿に辟易としながらも、それなりに楽しさがある。
 また私たちの気持ちを自分の方に向けようとするかのように、ぶら下がっているプラスチック製の丸い輪を勢いよくひっぱって音を立てる。こちらが顔を向けるまで続ける。顔を向け、一声かけるとおとなしくなる。
 この2週間ほど「ギギギギッ」という声やプラスチックの輪を鳴らす音をさせなくなっている。威勢のいい声や仕草がないのが妻に言わせると寂しいようだ。

 昨晩、久しぶりに夜8時ごろに、以前のようにクズリ始めた。二人でホッとしていそいで風呂敷を掛けたら、いつものとおりに大人しくなった。今朝も少しは元気が出てきたようだ。ベランダに出してほしいという鳴き方はしなかったが、動きは少し活発になっている。

 もうひとつの仕草がある。これは毎日続いている。朝、餌を取り換えるときに、下に敷いている新聞紙を取ると、止まり木の一番上に陣取る。そして水を手ですくって掛けると喜んで羽根を軽くばたつかせながら全身で水を浴びようとする。水浴びをかなり好んでいる。その変わり自分からは水の入った器には入らない。あくまでも人に水をかけてもらうことしか考えていないようだ。昔は手にのせて台所の水道から細く出した水に自分から身をひたしていたが、最近は籠の外に出ることはなく、もっぱら人の手で水を浴びている。
 これもご機嫌のいい時と、あまり乗り気でないときで、若干の仕草の違いがある。ご機嫌のいい時は止まり木の同じ位置から動かない。ご機嫌のあまりよくないときは、止まり木を左右に細かく動きながら水を浴びる。そして3回ほどかけられるとさっさと下の止まり木に降りていってしまう。

 一応、セキセイインコとはこの程度のコミュニケーションをとりながら世話をしている。

 我が家のセキセイインコ、このまま元気を回復して行ってくれるとありがたいのだが‥。