Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

春の雷

2019年04月03日 22時20分45秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 数日前に雷注意報が出ていたが、雷そのものはならなかったし、光もしなかった。立春後初めてなる雷を発雷というそうだが、一般的なことばではない。虫が動き出すという啓蟄のころは気圧が不安定なことが多く、雷が鳴ることが多いといわれるが、それを虫出しの雷、あるいは虫出しというのだそうである。これも一般的に流通していることばとはいえない。しかしなかなか面白い表現である。

★春雷や胸の上なる夜の厚み       細見綾子
★少年の夢掘り起こす春の雷       中村棹舟
★春雷やあそび出でたる野の仏      山根和子


 第一句、こんな艶めかしい、そして即物的な句は初めて目にした。「夜」が単に暗闇であるとは到底思えない。ドキッとする句である。
 第二句、眠っていた虫が動き出すように、少年の成長する姿が、春の来によって動き出す。何が契機となるか、きっかけはささいことであるかもしれない。きっかけはあくまできっかけ、自然の成長は力強い。
 第三句、野の仏は五百羅漢なのかと想像した。
                          

花見をしながら散歩

2019年04月03日 20時53分23秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
         

      


 横浜市には各区に合わせて18の図書館がある。本日は私の区にある図書館の傍の公園のサクラを見に行った。高台にあり眺望が良い。横浜市の中心部も一望できる。行く途中は緑道をとおり、点々と咲いているヒザクラなども堪能した。
 図書館のすぐ傍の家に毎年咲いてくれるサクラがある。一本の幹から赤、白、ピンクの三種の洟が枝分かれした幹ごとに分かれて咲いている。いづれも八重である。しかもソメイヨシノとほぼ同時に咲いている。不思議なサクラである。
たどり着いた高台の公園には差ソメイヨシノばかりであるが、サクラの向こうにランドマークタワーやかすかだがベイブリッジも臨むことができる。
 本日は風もないのでお弁当を広げるにはもってこいであった。しかしグループや家族連れで楽しんでいる人はおらず、静かな公園である。ここは穴場である。
 少しだけ最寄り駅方面に戻り、喫茶店で一服した後は、妻と別れ、私はプリンターのインクを購入しに横浜まで歩いた。妻はスーパーで買い物。

アルコールと血圧の関係

2019年04月03日 11時35分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 午前中の作業は終了。これよりティータイム。いつものとおりウーロン茶葉をひとつまみコップに投入してポットの熱いお湯を注ぐだけ。煎茶も好きだが、無意識うちにウーロン茶を選択するようになってもう20年は経つだろうか。

 本日の最高気温の予報は横浜で12℃。4月上旬にしては低い。

 昨晩久しぶりに家で缶チュウーハイ350㏄を飲んだ。家で飲むとずいぶん酔った感じになる。そして覚めると血圧はいつもより高くなる。この1週間は就寝直前、降圧剤を飲む直前で130未満-82前後を維持していたのだが、133-88であった。降圧剤を飲んで寝た朝も、123-82である。アルコールを飲まないと起床時には120未満-80未満なので、朝まで影響が残っている。
 お酒を飲むとアルコールが分解されるまでは血圧は下がるのだが、覚めるとこれまでよりも高くなる。やはりお酒は血圧には良くない。だがそう簡単に止めることはできない。
 この間ほぼ二日続けて休肝日、三日目に呑むを繰り返している。一週間で2日~3日のペースでアルコールを接種している。実に健康的である、と本人は思っている。

入社式・入学式

2019年04月03日 00時04分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 入社式は4月1日、この40~50年でずいぶんようすが変わった。入学式もまたこれからであるがようすが変わった。
 どちらも私の昔のイメージからはますます遠ざかり、そして「こうあって欲しい」イメージからはまったく逆の方向に変化している。

 入社式は軍隊よろしく、同じ黒っぽい服装になり、あまりにギスギスしている。入学式も明るさが消えた。世の中が、儀式に過剰に緊張感を求めるようになると、ろくなことにはならないと思っている。
 人を型にはめ込もうとすればするほど、明るさは消えて行く。自由は束縛される。そして発想と思想の自由は喪失し、全体として衰弱する。押さえつけないと不安となる心性こそ、組織を弱くしている。自由のない組織は弱いということがどんどんわからなくなっている。

★入学の朝ありあまる時間あり      波多野爽波