Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「裸婦の中の裸婦」(澁澤龍彦・巖谷國士)

2019年04月07日 17時54分37秒 | 読書


 昨日から読み始めた本は「裸婦の中の裸婦」(文春文庫、澁澤龍彦・巖谷國士)。むかし古書店で見つけてそのまま本棚に放置していたもの。1997年刊で元の体かは667円(税抜き)。数年前に200円で購入した。紙質がいい本である。澁澤龍彦の文章にしては読み易い。
 澁澤龍彦が咽喉癌で倒れ、12編のうち最後の3編を巖谷國士が引き継いで完成したもの。しかし病気であったり、文章が読み易くなっても、澁澤龍彦の独特の評価軸は変ることがない。


散る桜・花筏・残花

2019年04月07日 13時23分40秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 昨晩遅かったので、午前中の会議はとても眠かった。午後からの会議もつらそうである。しかし寝てしまうわけにはいかない。

 本日も暖かい。そして風もない。空は薄い雲が覆っているけれども太陽の光をさえぎらない。かえって柔らかい陽射しになって心地良い。

 昨日の桜を思い出しながら、

★眼前を落花一片もがきつつ      庄司たけし
★花筏水に遅れて曲がりけり      ながさく清江
★夕ぐれの水ひろぴろと残花かな    川崎展宏