5日の地震は伊豆大島と茅ヶ崎の間あたりの深さ156キロの地点。私の住んでいる横浜北部の沿海部も震度4で、短い周期の小刻みな揺れに感じた。揺れ幅がそれほどなかったので、震度3位に感じた。
気象庁の発表では沈み込んでいるフィリピン海プレートのさらに下にもぐりこんでいる太平洋プレートのプレート内地震ということになっている。想定されている首都直下型地震とは違うメカニズムらしい。
本日の地震は千葉県央部の深さ80キロとなっている。私の住んでいるところは震度3で5日よりは揺れは小さいとのことであるが、私の感覚では揺れは5日よりゆっくりだが揺れ幅は大きかったような気がする。
気象庁発表の詳しい報道はまだ見ることができないが、おそらく太平洋プレートの沈み込みに伴う、プレート内か境界付近の地震のようだ。これか想定されている首都圏直下型地震の震源域なのかどうかは発表を待たないと分からない。
関東地方はフィリンピン海プレートのもぐり込みと、さらにその下に太平洋プレートのもぐり込みが複雑に関係している。この複雑なふたつのプレートのもぐり込みが南東北にまで伸びているものなのかどうかも入門書ではわからない。これがメカニズムをさらに複雑にしていることは確かなようだ。
日本列島の、そして関東の地震予知は無理とは断言できないが、おそらくとても困難なことなのであろうことは十分想定できる。
しかし今ひとつ、私たちの知りたい情報がなかなか届いてこないもどかしさを感ずる。まずメカニズムの概略、せめて高校生レベルの知識で理解できる範囲の情報が流布される必要があると感じるが、気象庁の記者会見の配布資料がマスコミをとおしてきちんと流されているように感じられないのは、私の不勉強の所為だろうか。
気象庁のホームページを見ると、地表での平面的な観測結果はすぐに見ることができる。少し探すと発震機構解が出てくる。しかしこれではメカニズムの説明とはなっていない。現在はプレートテクにクス理論による解釈が主流の時代だ。だからといってすべてこれによって説明できると断定は出来ないが、それにそった解説がなされた方が良いと思える。
本日はこれから今朝の地震の情報をいろいろと検索してみることにしよう。
太平洋プレートの動きだけが活動期になっているのか、フィリピン海プレートの動きも活発になっているのか、その見解も出されていないが、感覚的には列島の北部を中心に活動期の様相ではないか、と私は勝手に判断している。活動期というのはどうも向こう50年から100年の話である。
現代だから耐震・耐火建築が進んでいるので、関東大震災などのような被害は想定できないといわれた。しかし、阪神淡路の震災や、3.11の状況を見るとそうも言ってられない。3.11の震災では津波の被害がひどかったが、津波以前にも気仙沼湾の大火災や天井落下、長周期振動などの被害が多く出た。遠隔地といえど被害が出ることもあるということである。
非科学的な思い込みや不安を煽るだけの論評などが、特にネット上で目に余る昨今である。しかしみんなの不安にこたえるだけの分かりやすい情報を行政機関がキチンと流しているかというと、これは疑問符が付く。
地震にしろ放射能にしろ、風評被害をもたらす情報、間違い情報・誇大情報、思い込み情報などなど、無責任ネット情報に対して、行政機関の情報の発信のあり方については大いに改善の余地はあると思われる。
行政機関が、無責任なネット情報に対して個別に対応するのは考えものであるが、それを凌駕する情報のあり方を期待したいものである。災害についての行政機関の情報を信用する、しないはそれぞれの勝手といえば勝手であるが、行政機関の信頼度の高い、有用性の高い情報は人々の判断に不可欠である。
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気象庁の発表では沈み込んでいるフィリピン海プレートのさらに下にもぐりこんでいる太平洋プレートのプレート内地震ということになっている。想定されている首都直下型地震とは違うメカニズムらしい。
本日の地震は千葉県央部の深さ80キロとなっている。私の住んでいるところは震度3で5日よりは揺れは小さいとのことであるが、私の感覚では揺れは5日よりゆっくりだが揺れ幅は大きかったような気がする。
気象庁発表の詳しい報道はまだ見ることができないが、おそらく太平洋プレートの沈み込みに伴う、プレート内か境界付近の地震のようだ。これか想定されている首都圏直下型地震の震源域なのかどうかは発表を待たないと分からない。
関東地方はフィリンピン海プレートのもぐり込みと、さらにその下に太平洋プレートのもぐり込みが複雑に関係している。この複雑なふたつのプレートのもぐり込みが南東北にまで伸びているものなのかどうかも入門書ではわからない。これがメカニズムをさらに複雑にしていることは確かなようだ。
日本列島の、そして関東の地震予知は無理とは断言できないが、おそらくとても困難なことなのであろうことは十分想定できる。
しかし今ひとつ、私たちの知りたい情報がなかなか届いてこないもどかしさを感ずる。まずメカニズムの概略、せめて高校生レベルの知識で理解できる範囲の情報が流布される必要があると感じるが、気象庁の記者会見の配布資料がマスコミをとおしてきちんと流されているように感じられないのは、私の不勉強の所為だろうか。
気象庁のホームページを見ると、地表での平面的な観測結果はすぐに見ることができる。少し探すと発震機構解が出てくる。しかしこれではメカニズムの説明とはなっていない。現在はプレートテクにクス理論による解釈が主流の時代だ。だからといってすべてこれによって説明できると断定は出来ないが、それにそった解説がなされた方が良いと思える。
本日はこれから今朝の地震の情報をいろいろと検索してみることにしよう。
太平洋プレートの動きだけが活動期になっているのか、フィリピン海プレートの動きも活発になっているのか、その見解も出されていないが、感覚的には列島の北部を中心に活動期の様相ではないか、と私は勝手に判断している。活動期というのはどうも向こう50年から100年の話である。
現代だから耐震・耐火建築が進んでいるので、関東大震災などのような被害は想定できないといわれた。しかし、阪神淡路の震災や、3.11の状況を見るとそうも言ってられない。3.11の震災では津波の被害がひどかったが、津波以前にも気仙沼湾の大火災や天井落下、長周期振動などの被害が多く出た。遠隔地といえど被害が出ることもあるということである。
非科学的な思い込みや不安を煽るだけの論評などが、特にネット上で目に余る昨今である。しかしみんなの不安にこたえるだけの分かりやすい情報を行政機関がキチンと流しているかというと、これは疑問符が付く。
地震にしろ放射能にしろ、風評被害をもたらす情報、間違い情報・誇大情報、思い込み情報などなど、無責任ネット情報に対して、行政機関の情報の発信のあり方については大いに改善の余地はあると思われる。
行政機関が、無責任なネット情報に対して個別に対応するのは考えものであるが、それを凌駕する情報のあり方を期待したいものである。災害についての行政機関の情報を信用する、しないはそれぞれの勝手といえば勝手であるが、行政機関の信頼度の高い、有用性の高い情報は人々の判断に不可欠である。
