セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

モテキ(2011/日)(大根仁) 80点

2011-12-18 13:05:39 | 映画遍歴

うーん、これは面白い。なんと予告編からは想像できない純愛ものじゃないか。4人の女性からモテまくる軽~い映画を想像していたので見事いい意味で裏切られました。

何と言っても若い青年の心の本音を辿る設定がいいね。ポップスもその時の心情にピッタシのカラオケを持ってきたりするなど、おじさんでも十分楽しめました。この映像タッチであれば見に来た観客ほとんどがノッてしまったのではあるまいか、それほどあらゆるところに気配りが行き届いている造り込みである。

主役の【長澤まさみ】の自然体に見せるお色気演技。珍しく振られ役を演じてウマい【麻生久美子】の妖艶さ(彼女はこの役を実に楽しんでいる)。ほんのちょっぴり役だったけれどお色気十分の【仲里依紗】の可愛さ。そして地の役どころのように見せた現代女性【真木よう子】。最後の「走れ!」だけ印象的だが、、。みんなヨカッタ、、。

主役の【森山未來】は芸達者でしかもダンスもうまかったが、別にあの眼鏡をかけなくても十分幸世を演じられたのではなかったか、と思う。

予告編で見る勇気がなかった吾輩ですが、終盤に来て思い切って見てよかったと思います。本年の屈指の日本映画、直球の恋愛映画の秀作であります。


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