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記憶の棘(2004)(ジョナサン・グレイザー)

2006-09-30 20:35:48 | 映画遍歴
夫の生まれ変わりかも知れない少年と妻との心の葛藤というテーマはなかなか興味深いものがあり、かなり期待していたのである。その心理を二人の表情で追っていくというまさに映画だから出来る仕掛けはわくわくするが、だんだんそれも飽きてくる。
次からネタバレ。


この二人、どうなるのだという次の段階でのテーマを考えていると急に種明かしがされてしまう。
この内容が馬鹿馬鹿しすぎてこの作品の品格を落としてしまった。こんな結論を見るためにわざわざ観客が映画館に足を運んでいるわけではない。こういうものであれば、そこら辺のテレビドラマに任せておけばいいのだ。
と、映像、演出とも優れていたので興ざめしてしまった。僕だったら、夫ではない誰か他のストーカーの生まれ変わりだということにすればそれなりにラブストーリーとして作品の価値は保てたのではないか、と思うが、、。
こういう映画に出演してしまったニコール・キッドマンにも罪は重いと思う。
あなたが出ていなければ僕は見ていなかったかもしれません。
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