行く前夜に原作がかの有名な「カッコーの巣の上で」であることを知る。映画でも舞台でも見ている有名な作品だ。
であるからにして、今までのイメージを覆す意欲でこの舞台を試みたのだろう、そんな舞台設営であり、音楽効果であり、出演者たちの並々ならぬ熱演であった。
そう、今までのカッコーものではない。何か新しさに輝いている。精神病棟ものにしては明るく、今までのようにそれほどじめじめしていない。それはこの劇の優秀なところを示している。
それでも国家権力とはどういうものか、というテーマを直球に観客にぶち投げてくる。
連休のほんのりあたたかき雰囲気をぶちのめす快作であった。全スタッフに拍手したい。生演奏も素晴らしかった。
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