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透明人間は密室に潜む (阿津川 辰海 著)(2020 光文社) 85点

2021-03-31 10:02:38 | 読書遍歴

高評価の誉れ高い中編集。中でも最初の「透明人間は~」は傑作。なるほどまだこの手があったと、ほくそ笑む。見事!

他の中編も、オタク臭がプンプン。とても愉快で、ミステリーファンは同類なんだという安心感までさせてくれる。どれもがジャンルを分けてしっかりと時間をかけて叙述されている。その向き合う精神も立派。

日本ミステリー界の星となってくれるだろう、期待はますます高まる。


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