ルームシェア、しかも4人も2LDKで暮らす若者の日常。その光景は、結構面白かった。会話がやはり今風で新しく、あの、うわべだけの会話を共有し得る怠惰な空間というのはいかにも現代的である。
でも、シェアって、あまり日本人には取り入れられていないと聞く。4人のシェアということは、かなり自分自身を(うわべだけでも)吐露しないといけないからだ。プライベートでは一言も口を聞きたくない人が多い現代人が、リビングという共有空間(実際は寝室も共有だったね。)を介して、自分を晒すことができるかどうかということなんだけれど、映画ではそこまでは平気みたい。
結局はみんなある程度成長して部屋から出ていくことになるのだけれど、この映画はそんなに単純には終わらせない。あっと驚くラスト(僕は全然でしたが。)からは、真実さえ、仲間のココチヨイ環境の生贄にしてしまうといった現代の恐怖が鋭く感じられ、恐らくこのルームシェア自体は現代社会のメタファーであることは間違いないので、青春現代映画転じてホラーになる感触を心地よく覚えました。
設定から、僕が良く見ている演劇っぽいとも思うけれど、コンパクトに凝縮したその脚本、演出、演技は日本映画でもかなり質の高いものだと思えます。キリリと光る一編でした。
でも、シェアって、あまり日本人には取り入れられていないと聞く。4人のシェアということは、かなり自分自身を(うわべだけでも)吐露しないといけないからだ。プライベートでは一言も口を聞きたくない人が多い現代人が、リビングという共有空間(実際は寝室も共有だったね。)を介して、自分を晒すことができるかどうかということなんだけれど、映画ではそこまでは平気みたい。
結局はみんなある程度成長して部屋から出ていくことになるのだけれど、この映画はそんなに単純には終わらせない。あっと驚くラスト(僕は全然でしたが。)からは、真実さえ、仲間のココチヨイ環境の生贄にしてしまうといった現代の恐怖が鋭く感じられ、恐らくこのルームシェア自体は現代社会のメタファーであることは間違いないので、青春現代映画転じてホラーになる感触を心地よく覚えました。
設定から、僕が良く見ている演劇っぽいとも思うけれど、コンパクトに凝縮したその脚本、演出、演技は日本映画でもかなり質の高いものだと思えます。キリリと光る一編でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます