面白いとは聞いてはいたけど、ここまでとは実は思っていなかった。結構長い尺なんだけど、そんなこと感じさせないエネルギーとワクワク感、そしてサスペンスの王者たる【ヒッチコック】の文法が底辺に光ってる。
いわゆる巻き込まれ型サスペンスのお見本だ。主人公はどこにでもいるような気の弱そうな経理マン。その彼がのしのし強くなっていくところが見もの。
インターポールに超悪者がいるなんて、それだったら一般人は誰に守られるの?と巻き込まれ型から八方塞がり状態への過程も実に緻密だ。
カーチェイスもずば抜けて迫力があり、悪者たちも徹底して強く、主人公との強弱の対照が明瞭でうまい設定。
しかも俳優陣が皆素晴らしく魅力的。個々までそろったエンターテインメント、満点近い点数をつけなくて何が映画ファンか!
そこまで唸らせる密度の高いワクワクサスペンスでした。こんな映画を見るために毎日映画を見ているのだとも思う。
最高!
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