この作品は次作へつなぐ、むしろ前説と言うべき作品です。かと言って面白くないわけではない。いや、すこぶる面白い。ふんだんにお金をかけているし、何よりカメラ撮影が見事。僕にとってはハリポタイメージの再現がただただ嬉しいのだ。
ということで、主役たるエディ・レッドメインは登場人物のただの一員にしか過ぎず、まさに登場人物全員が主役であるかの如く、この画面いっぱいにみんなうごめいております。これが楽しくないわけがない。
2時間を過ぎたところで、序盤の予言通り、そろそろエディ・レッドメインとジョニー・デップが対決するのでは、と一瞬思いかけたけれど、そんなに世の中甘くない。次作へ、恐らくそのまた先の次作へと待たされることであろう。
でもシリーズものってそんなものではないだろうか。そんな映画の類をたんまと見てしまっている我輩は末永く待つつもりでおりまする。今回はこれから増幅するお話をぎっしり、ぎゅっと詰めた感のある前説ですから。
ジュード・ロウとジョニー・デップの愛憎まで見せておいて、さてどこまで行くんでしょうなあこの映画。いろんな事やりまっせ宣言をしておる。頼もしい限りだ。
やはりハリポタの香りするこの映画が正直大好きであります。次作がもう待ち遠しい。
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