映画評論家の間ではなかなか話題の作品で、批評家連盟賞なども取っている。こういうのには僕は弱く、映画歴長いのだけが取り柄なのだが、すぐ見てしまう。さて、、
最初の方で、枝が隣家に伸びたレモンを隣人が勝手に収穫している。目で非難すると、「挨拶したけど、玄関に出てこなかった」、と。そしてこの関係は、イスラエルとパレスチナを暗喩していることに気づく。
ざっとこんな感じでパリ、ニューヨークそして自国に戻ってくるわけだが、軽いタッチのコメディでもなく、シリアスな政治ドラマがあるというわけでもなく、シニカルな乾いたショート劇が続くのである。
セリフがあまりないので、急に出てくると、目がはっとさせられる。そうなんです、うとうとしてしまうんですよね。昔はこういう映画は大好きだったけど、年とともに風化してしまい、耄碌しておりますです。
言いたいことは分かる気もしますが、こちとらに余裕がないと見られません。でも、前作もそうだったが、映像だけはとにかく美しいの一言。これだけで映画鑑賞も悪くないけど、、。
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