ウォン・カーウァイ、初めての英語圏映画。主演はハリウッドの蒼々たる役者。さて、あのシャープな映像は健在か。
話は彼の原点への復帰映画「恋する惑星」から。どこにでもあるようなカウンターバー。そこで一寸目を引く好青年のジュード・ロウ。いつもと違い眩しいほどの美貌でないのがいい。そこに、どう見ても白人系には見えない普通の女性が、、。
失恋しているらしいが、自分のことで目いっぱいで、ただただそのときに必死な女。目の前に本当は真実だけを知っているやさしい男の存在を分からないままでいる。男は女を愛らしくキッスする。口の周りにはパイの残りカスがあったがすっかりきれいにしてくれる。女は気づいているんだろうけれど、知らんふり。
とまあ、こんな少女マンガそのままの展開が続いていきます。
どうも僕はこの俳優ノラ・ジョーンズが好きになれず(役はいいんだけれど)素直な気持ちになれませんでした。ジュード・ロウが待ち続ける女性にしては魅力がなさ過ぎます。(容貌だけを言っているのではありません。)何となく、俳優どうし不釣合いなのです。嘘の世界に入っていけないのです。
それはレイチェル・ワイズの話でも一緒で、あれじゃ、本当に夫とのことはもう終わっているように思えます。死んでから、あれはないよ、と思います。観客に夫への愛を感じる葛藤のようなものを感じさせていません。
ナタリー・ポートマンの挿話もそうです。この話自体が軽いので、印象に残りません。泣いているより、お父さんの葬儀をちゃんとして欲しいと思います。
というわけで、ウォン・カーウァイの新作はとても期待していたのですが、彼の世界はアジア人抜きでは構築しづらいのではないでしょうか、、。映像にも大胆さが抜け落ちているようですし、映像を推進する脚力が感じられませんでした。「花様年華」の撮影者クリストファー・ドイル / リー・ピンビンが抜けているのは大きかったのでしょうか、、。
原点から、映画を構築しようとする彼の考え方には大賛成ですが映画的には彷徨っている感がしたのが僕だけでしょうか、、。
話は彼の原点への復帰映画「恋する惑星」から。どこにでもあるようなカウンターバー。そこで一寸目を引く好青年のジュード・ロウ。いつもと違い眩しいほどの美貌でないのがいい。そこに、どう見ても白人系には見えない普通の女性が、、。
失恋しているらしいが、自分のことで目いっぱいで、ただただそのときに必死な女。目の前に本当は真実だけを知っているやさしい男の存在を分からないままでいる。男は女を愛らしくキッスする。口の周りにはパイの残りカスがあったがすっかりきれいにしてくれる。女は気づいているんだろうけれど、知らんふり。
とまあ、こんな少女マンガそのままの展開が続いていきます。
どうも僕はこの俳優ノラ・ジョーンズが好きになれず(役はいいんだけれど)素直な気持ちになれませんでした。ジュード・ロウが待ち続ける女性にしては魅力がなさ過ぎます。(容貌だけを言っているのではありません。)何となく、俳優どうし不釣合いなのです。嘘の世界に入っていけないのです。
それはレイチェル・ワイズの話でも一緒で、あれじゃ、本当に夫とのことはもう終わっているように思えます。死んでから、あれはないよ、と思います。観客に夫への愛を感じる葛藤のようなものを感じさせていません。
ナタリー・ポートマンの挿話もそうです。この話自体が軽いので、印象に残りません。泣いているより、お父さんの葬儀をちゃんとして欲しいと思います。
というわけで、ウォン・カーウァイの新作はとても期待していたのですが、彼の世界はアジア人抜きでは構築しづらいのではないでしょうか、、。映像にも大胆さが抜け落ちているようですし、映像を推進する脚力が感じられませんでした。「花様年華」の撮影者クリストファー・ドイル / リー・ピンビンが抜けているのは大きかったのでしょうか、、。
原点から、映画を構築しようとする彼の考え方には大賛成ですが映画的には彷徨っている感がしたのが僕だけでしょうか、、。
いいえ、ヌートリアさんだけではありません。
全くもってその通りでした。
ウォンカーワァイの世界はやはりアジア人が演じた方が魅力的です。 ただノラジョーンズは歌手としての人気が高いようですから彼女のファンはカーワァイは知らなくてもこの映画を観ることでしょう。 なんでもこの映画は必然と偶然を考えさせられるストーリー展開らしいのですが、う~~~~む、そうかぁ~? 失恋の痛みは数えきれないほど経験しておりますが、ほぉ~そんなに深いかぁ~、へぇ~,,,と言うのが正直な気持ちですね。
彼の作品は全部観てますが、個人的にはブエノスアイレスが好みなんですよ。
ドイルのカメラは芸術です。彼は撮影者だったんですね、やっぱり、(納得)
桜の花が咲き始めるという世間的には浮き浮きしたシーズンなんでしょうけれど、無目的な事件が続いたり、現代は不透明というか不毛ですね。
さて、ぼくもウォン・カーウェイ全作品見ております。よく考えたら今まで嫌いな作品はないんですよ。あえて言えば、「恋する惑星」「ブエノスアイレス」「花葉年華」「2046」といったところでしょうか。
バオバブさまがお好きな「ブエノスアイレス」の片割れのレスリー・チャンももうこの世にはいないのですね。
この「ブルーベリー~」ですが、ノラ・ジョーンズがもっと清楚な女優さんで、できたらアジアの女優さんであったら全く違った趣になったと思いますね。
でも、バオバブさまが仰るようにそれでは全世界配給的には弱いんでしょうね。
でも、映画ってやはりいい女いい男で見たいと思いませんか?