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カミュなんて知らない (2005/日)(柳町光男)

2006-01-14 21:35:38 | 映画遍歴
いやあ、面白かった。そういう映画ってファーストシーンから何かあるよね。この映画もそのカメラの長回しがかなり個性的で最初からわくわくした。
映画へのオマージュもいっぱいあるし、(アデルの恋の物語、ベニスに死す、他映画ファンならではの会話が満載)よく柳町光男が現代の若者を的確に描いたなあと感心。
傷つきやすいが、結構自己防衛に強い現代若者の実像をえぐって見せる。
それにしてもラストの不条理殺人事件の迫真的なシーンは現実なのか映画のシーンなのか、交錯するところでものすごいリアルな映像。思わず身が固くなってしまった。映画史に残るシーンなのかもしれない。
柳町光男、よくやった。偉い!
日本映画、久々の新青春映画だ。嬉しい。
*****

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2 コメント

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ファーストシーン (現象)
2006-01-16 21:54:46
はじめまして。コメント&TB失礼します。

冒頭、オマージュ・パロディが利いていて見事な長回しでした。

若者たちがリアルでしたね。

まさしく自己防衛とセンシティブな面を描いていたと思います。
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カミュなんて、、 (ヌートリアE)
2006-01-16 23:12:28
こんばんは。

見てこられましたか、、。結構面白くラストまで一気でしたね。この映画は結構現代若者を捉えていると思いました。(もちろん、僕の主観ですが、、)

前田愛が本命とキッスをしたことをカレシに言わなく他の二人なんて、どちらかというと成り行きでやられただけなのに思わせぶりで、、カレシを独占する様子など。それを説明しないのもいいですよね。

とか、一つ一つ面白いですよね。

かなり前ですが「ヒポクラテスたち」を見た感じに似ています。

期待以上の出来で最高です。
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