日常の中に潜む非日常は僕たちにとってそうざらにない現象であります。でも、いつ悲惨な非日常が出現するか、いつ、人間がふとしたことで滅んでしまうのか、それは誰にも分らない、、。それが僕たち人間の生きている場所でもあります。
映画は、ふとしたことで大人を殺してしまう少年の彷徨いの心を、不安定でいながら流麗なクリストファー・ドイルのカメラで追う。その荒い粒子を伴った砂漠のような映像。それは少年の心象風景としては残酷すぎるほど生々しい。
僕には少年そのものより、一個の人間として、思いもしなかった非日常が急に入り込んでくる人間の苦悩、うろたえ、あせり、逃亡感、諦観、開き直り、、その心情がすこぶる的確な映像を通し感得し、面白かった。ラストも特に結論はないままだが、この映画の場合それでよいのであります。短いか、長いか分らないが、その時を少年は待ち続けなければならないのです。
結構好きだなあ。ガス・ヴァン・サント、やはり気になる映画作家です。
映画は、ふとしたことで大人を殺してしまう少年の彷徨いの心を、不安定でいながら流麗なクリストファー・ドイルのカメラで追う。その荒い粒子を伴った砂漠のような映像。それは少年の心象風景としては残酷すぎるほど生々しい。
僕には少年そのものより、一個の人間として、思いもしなかった非日常が急に入り込んでくる人間の苦悩、うろたえ、あせり、逃亡感、諦観、開き直り、、その心情がすこぶる的確な映像を通し感得し、面白かった。ラストも特に結論はないままだが、この映画の場合それでよいのであります。短いか、長いか分らないが、その時を少年は待ち続けなければならないのです。
結構好きだなあ。ガス・ヴァン・サント、やはり気になる映画作家です。
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