聞いてはいたが、ここまですごい演劇を発信しているとは思わなかった。「飛行機がガソリンを積んで引き返せるギリギリの時点」という難しそうな題名だが、作者のホットな意気込みが感じられる作品である。
無謀な太平洋戦争に対して日本の首脳層はどう迫ったのか、それぞれの個人としての戦争責任を問った舞台です。2時間、全く無駄がなく、役者の演技も鍛えられている。見る前は難解な舞台だと思っていたが、決してそんなことはなく、人間の生き方にまで影響を与えてしまうような作品だった。
そう、僕はこういう演劇を見たいがために、演劇場に通っていたんだなあと思う。演劇の発火点というか、原点を見つけた思いで今日はとてもご機嫌です。
あまりの感動で、頬を静かに流れる涙が柔らかい、、。素晴らしい劇でした。
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