
冒頭のメキシコシティのカーニバルの盛り上がり。続く長いカメラワークからボンド登場で、あのアクションシーン。やはり度肝を抜きます。娯楽大作はこうでなきゃね。その意気込みが十分観客に伝わります。
少々お年を召したレイフ・ファインズも最後は元気を取り戻すし、今だ美貌を維持するモニカ・ベルッチの妖艶さもなかなかのもの。彼女の発するセリフも素敵でございました。なかなか顔を出さないスペクターことクリストフ・ヴァルツも最近(不作)のイライラを全面解放したかのような憎たらしさ。彼はこうでなきゃね。
そして今回の収穫はベン・ウィショウの溌剌とした魅力ではなかろうか。ボンドの力強い味方を意識した儲け役でもある。周囲をこれら鉄人の豪華俳優陣でスクラムし、これ以上の布陣もまたないであろう。
そして颯爽としたダニエル・クレイグである。それほど大きい俳優ではないが、攻撃前の瞬発力を感じさせる俊敏な肉体で007の魅力を大いに形成した。彼の007だからという理由で僕はまたこのシリーズを見始めたのであります。(恥ずかしながら)初期の007からもう50年以上もこのシリーズを見ていることになります。
映像、俳優、懐古趣味とはいえスペクターの韻の喜び、ボンドへの拷問というファンへのサービス等々、すべて一流でした。現在ではこれ以上の娯楽作は考えられないほどではないか、と思われます。ゴキゲンな作品でした。
未だ「スペクター」見ていないので参考になりました。
モニカが10年前に出ていたら良かったのに。。
また遊びにまいります☆
早速、ブログにお邪魔してまいりました。海外ドラマがお好きで、しかも充実していましたね。なかなかのブログで感心いたしました。
スペクター、参考になれば幸いです。
それでは、また。