最初の出だしはなかなかよろしい。たまたま人質にした青年に過去のミッションを聴かせ映像は流れてゆく。まあ、さすがソダーバーグ、流麗と言っていいだろう。でもこの女007がそれほど美女でもなく、やたらへばらないがセクシーさからほど遠いのだ。
え、そうではないの?結構いいって?うーん、時代も変わるよなあ、、。
お相手の男優陣がやたら豪華。頭髪の横、後ろを極端に切ったマクレガー。ちょっとお疲れ気味なのだろうか、魅力薄。今や映画に出ずっぱりの超売れっ子ファスベンダー。まあそこそここなしている。でもあっけなくダウン。若手ではさわやかイケメン、テイタム。最後まで少々ノータリンでも、若さを出している。
何度も画面に出ていたのに最後になって初めて分かる「なんだ、バンデラスじゃないか」という洒落た演出はだれの発案?名前だけで出演のダグラスさんもちょっとうざいが、それにしてもこの主役を張るカラーノさん、僕たち観客はあの執拗なボディアクションを見させられるためにこの映画を見ていたのかよ、と言わせていただきたい。色気もかなり不足気味。アメリカもどんどん変わってきているようだな、のし、、。
主人公を嵌めた謎もあっけなく告げられてオシマイ。二転三転するオチでないと現代の観客は承知しないよ。ソダーバーグ、何を彷徨っているのかよ、ねえ、、。
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