同人誌等に投稿した小説からある事件の本質を探るといった、ミステリーファンからすると最上級の期待を持たせるストーリー。しかも5編の散見してしまった小説はリドル小説風。
一ページを繰りながらワクワク感が募るが、そのリドル風小説がどうも読みづらい。難解というのではないが、短編とはいえ人工的だ。この部分が来ると面白みがなくなる。
でも、これはひょっとして僕だけのことなのか。通常のストーリー部分は軽く読みやすいだけに何か障害物競争のような気もしないではない。
で、僕はこの5編の謎かけ小説部分をそれほど理解せずに読んだのだが、読み終わった限りではこの小説全体を読み解く上ではあまり関係しないことが分かった。
途中で、ラストも分かってしまうような話ではあるだけに、このリドル小説部分ももっと興味深いものにすべきではなかったかなと思っている。これだけの組立てが実にもったいないと思うのである。
主人公の休学中の大学生の人生も気になる書き方だったが、何か尻きりとんぼだし、バイトの女学生も急にやめちゃったりして、しかもそれにまったく意味がないなんて、ミステリーとしてはどうなのかとも思う。
というか、ひょっとして米澤 穂信を読むのは初めてなのかも知れないが、本格ミステリーとしては読んではいけない作風なのかなあ。その辺りは分かりません。でも、期待できる作家だと思います。
一ページを繰りながらワクワク感が募るが、そのリドル風小説がどうも読みづらい。難解というのではないが、短編とはいえ人工的だ。この部分が来ると面白みがなくなる。
でも、これはひょっとして僕だけのことなのか。通常のストーリー部分は軽く読みやすいだけに何か障害物競争のような気もしないではない。
で、僕はこの5編の謎かけ小説部分をそれほど理解せずに読んだのだが、読み終わった限りではこの小説全体を読み解く上ではあまり関係しないことが分かった。
途中で、ラストも分かってしまうような話ではあるだけに、このリドル小説部分ももっと興味深いものにすべきではなかったかなと思っている。これだけの組立てが実にもったいないと思うのである。
主人公の休学中の大学生の人生も気になる書き方だったが、何か尻きりとんぼだし、バイトの女学生も急にやめちゃったりして、しかもそれにまったく意味がないなんて、ミステリーとしてはどうなのかとも思う。
というか、ひょっとして米澤 穂信を読むのは初めてなのかも知れないが、本格ミステリーとしては読んではいけない作風なのかなあ。その辺りは分かりません。でも、期待できる作家だと思います。
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