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アリバイ崩し承ります(大山 誠一郎 著) ( 実業之日本社 2018) 75点

2018-11-27 09:11:30 | 読書遍歴

「アルファベット・パズラーズ」で度肝を抜いた大山の待ち望んでいた新作だ。

アリバイ崩しを見事言い当てる時計職人が探偵だが、あまりに見事に当て続けるので、いかにもの感もある。でもそんな些細なことよりこの作品って、ちょっとミステリー的には軽いです。

7編の短編なんだが、最後のトリックなんて、僕が分かってしまったぐらいだから、ちょっと鼻白む。こんな素人にも解き明かさられるミステリーって、大山らしくない。そうであってほしくない。いつも、「おお!」と感嘆させてほしいのであります。

でもまあだまだ期待してますぞ。新作を待ち望む。


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