これだけ俳優陣が安っぽく(失礼、でもほとんど知らない無名俳優が水を得たように頑張ってる)、展開もベタなのになかなか実は面白いというのも、映画という娯楽の神髄を見るような気がする。
低カロリー食を売りものにした作品だけれど、演じるのも低ギャラ俳優たちである。もう題名からして観客も楽に映画を見ようとしている。全然気を張らなくていい映画である。見ている間でさえ、見流してもいいとさえ思ってしまうような映画であると思う。(ごめんなさい)
でもそんな期待されない映画が、スタッフたちが結集すると見事昇華するのである。これをどう考えればいいのであろうか。
深刻なテーマで映画を製作するに至るまで何年も費やす映画もある。もちろん演出時もテンぱってピリリとした撮影風景である。それでも駄目な映画はダメである。
映画って不思議だなあ。ベストテン級の映画だって自分の人生にそれほど影響を及ぼさない作品もゴマンとあるのに、この映画は意外と月日が経っても「ああ、あのタニタの映画だね」と恐らく忘れることはないだろう。
映画って、そりゃあ内容も多彩で出来もピンからキリまである。書籍を考えれば素晴らしい原作でも映画化すると全然愚作なんて言うのもある。僕も映画を何十年と見ているがまだまだ未知な部分が多いと思う。それだけ映画には可能性があるということなのだが、、。
あ、今気づいたんですが、この映画のことほとんど書いていないですなあ。でもいいんです。この映画、映画料金はそれほど惜しくないです。皆さんご覧あれ。
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