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K-20 怪人二十面相・伝 (2008/日)(佐藤嗣麻子) 65点

2008-12-26 13:28:45 | 映画遍歴
世界的大スターに駆け上った金城武を主役に、今受けているレトロ調を配した時代設定。そしてメジャーの配給によるエンターテインメント、予告編はすこぶる秀逸。映画を見るまでのワクワク感は募る、、。

見始めて何かいつもの怪人二十面相ではないことに気づく。仲村トオルの明智小五郎が何か違和感がある。懐かしさや優しさを感じる小五郎ではない。まるで悪役の如しだ、、。変だなあ、、と思っていた。でも、それがこの映画のトリックだったなんて、、。

金城武の二十面相への変身といい、原作があるからこれらを否定してはどうしようもないでしょうが、このどんでん返しは驚きましたでございます。そう来るか!
なるほど、もへの、、。

まあ、それさえクリアできれば後はほとんど完全B級活劇なのだ。この手の作品はただ楽しめばいいのだ。でも、なあ、、。何故だか自然と画面に吸い込まれるような躍動感が出てこないのだ。エンタメに必要なワクワク感が自然発露的に出没しないのであります。何故なのかなあ、、。と考えたいたらラストの前述したどんでん返しで面白いというより唖然としてしまいました。

これは二十面相を知っている世代とそうでない世代とでは評価に違いが出るのかもしれません。でも、しつこいようだけど、原作がそうなっているんだからそれは仕方がないことなんだよね、、。でも、戦後の風景描写のCGは立派です。本当に涙が出るほどです。素晴らしい。これだけは褒めてあげたい。

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