いつもとてつもなく面白く、からっと楽しめる劇団である。今回はストーリーは詰め込み過ぎたぐらい十分あり、またいつも強靭の布陣だった嘉納みなこ、有北雅彦のお二人がストーリー上、少々脇に回っているせいかいつもの爆笑には至らなかったように思えた。
けれど彼ら以外の12人がなかなかの個性派ぞろいで、逆に彼らの演技力がぐいぐいと客席に伝わってくる。舞台って、面白いもんですね。ちょっとしたことで劇の色合いが変化する。
今回HEPでは初めて一番前の席だった。そのせいか、全体というより一人一人の役者の動作、表情をじっくり観察できた。例えば、一人の役者がセリフを言っているとき、ほかの役者はどういう表情をしているか、とかが、かなり面白い。遠くでは見えない大切な部分がものすごくリアルに観察できる。
感心したのはDanielの神藤恭平さん。切り替える空気感がすごいです。ここ1,2年で成長してるな。セリフ待機時の彼の表情が一番生き生きしてた。
アフタートークは嘉納みなこ、有北雅彦のコント劇。阿部晴糟(あべのハルカス)さんのハナシ。やはりこの二人の掛け合いはとても面白い。僕はこれを見に来たんだがなあ、と大変な大笑い。でも何かに挑戦している「かのうとおっさん」もちゃんと見てあげなければね、、。
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