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幕末史(2008 新潮社 半藤一利/著) 90点

2009-06-25 13:53:00 | 読書遍歴
黒船来航から西南戦争まで、さて明治維新とは一体なんだったんだろう、本当に維新だったのだろうか、単なる革命ではないのか、といった視点から25年を直視するその快感と恍惚と、、。

とにかく目からうろこで、面白い。他者にあるような想像で言っていないところがいい。ちゃんと資料でもの語っているから強い。

本当にこの時代は年寄りがあまり出てこないところが本当に革命っぽい。当時活躍した人たちはほとんど20代から40代。今の混迷した政局を思うと隔絶の感があり、、、。それにしても、長州と薩摩(多少土佐もいるが)勢が大方革命を起こしてしまう明治維新って、東はなんだったんだろう、と思ってしまう。

いいにしろ悪いにしろそれが現代に引きずっていることは確かだ。
とても読みやすく興味深深で500ページがあっという間でした。

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