セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

電車男(2005)(村上正典)

2005-06-11 20:17:03 | 映画遍歴
現代ではもう当たり前の日常的なネット世界。ごく普通の未来のない現実を、黙々と後ろ向きではないけれども決して前向きでもない青年たちの心情をかなり等身大に、しかも至近距離に描いている。そんな世界に恋というものが闖入したら、、というかなり僕自身が大いに感情移入できた大好きな映画です。
青年の行動が少し誇張はあっても気持的には自然で、僕ももっと応援したくなった。出演者も贅沢で、何気ない映像のようでいて、雨のシーンといい、しっかりつぼを押さえていて、見るものを酔わせていく。
山田孝之が思いのほか頑張っていて、青年のほとばしるストレートな気持ちを僕たちに伝える。
こればっかりは時代を超える。こういう素直な映画はやはりほめてあげたいなあ。僕のようなおじさんがかなり心を動かされてしまったんだから。
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