昼編を見る。ある喫茶店。3つのテーブルしかない冴えない店だ。そこに座る3組のそれぞれの人生模様、、。
3人の社会人女性。それぞれ男には苦労してそう。30も過ぎればいろいろ妬み嫉みもあろう。ギャルの前で爆発するお局女性二人。面白いというより、満員電車での女性談議に近いノリ。本当いえば不愉快。不快です。でもこれが人生の真実なんですね。
結婚した娘を心配する両親。新婚の二人を前に言葉が走ってしまう。義理の息子はまだ半人前で経済的にも共働きをせざるを得ない。そこが本音で物足りなく思っている。仲がいいのか悪いのか分からない普通の両親である。このつまらなさも人生の真実です。
3組目はというか、そんな2組の言葉の暴力にも屈せずギャグの構想を練っていた独りの漫画家である。やっと目が出そうであるが、この組だけがある意味救いである。しかし将来は不透明だ。この不安定さも人生の真実です。
こんな喫茶店。昔はどこにでもあったが、今は探すのさえ苦労するに違いあるまい。今や喫茶がマクドやサイゼリヤに取って変わられてしまい、純喫茶という名もいかにも古めかしい昭和の香りがする始末。これも人生です。
演劇で実際の現実を見つめる作業。この手法もあり、なんだけどね。
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