米澤の作品は最近よく読む。でもこの古典シリーズは初めてで、これがその中でも最新作らしいのだが、読んでみて何とも素晴らしい。
青春前期、年齢の割には何でも透けて見えている年齢の彼らの心持が手に取るように分かる。(分かると勝手に思っている。)
久しぶりに、一気読みで、しかも一ページを繰るのがとてももったいなく、大切に思う気持ちで本を読むという最近ない経験をさせてもらった。
作品はどれも好き。特に最後の表題ともなっている作品は、ラスト近くから涙があふれて出てきた。こんなお年寄りを感動させるとはねえ。米澤って、どんな鬼才なんだ!
グーグルやスマホでヒットし、小一時間で読めます。
その1からラストまで無料です。
少し難解ですが歴史ミステリーとして面白いです。
北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。
読めば歴史探偵の気分を味わえます。