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天使の屍(著者:貫井 徳郎 集英社文庫) 70点

2009-03-17 12:09:37 | 読書遍歴
好きな貫井作品、どんどん読み進んでいける展開。まあだいたい読みづらくはない作家だけれど、それでも息子に自殺された父親の心情とともに気持ちが乗って読んでいってしまう。

テーマは子供の論理というものなんだけれど、気になる自殺理由がどうもいまいち僕のような年寄りには納得が行かない気がしました。連続自殺だからかなりミステリー的にも興味はあったのだけれど、ちょっと違うんじゃないかなあといった感じも否めない。

何か、全体に書き急ぎをしているようにも思えたが、僕の勘違いかなあ。でも、正味1時間ちょっとで読んでしまうストーリーテラーぶりはさすがなものだと褒めてあげたい。

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