企画の段階では面白いものになるはずだったんだろうなあ、そんな映画です。ファースの下半身下着姿でうろちょろ、リックマンのヌーディスト、ディアスの女カウボーイなどワクワクする材料が満載。でもね、、
何か古臭いモノが匂いますね。あの全体的に、ホテル閉じ込められ事件で仕方なく外壁へなんて、ちょっと昔の映画を何本も思い出しそう。後で調べたらやはりリメイクだった。
それ自体は嫌いではないけど、何かテンポが緩いんだよね。演出が古きよき時代を意識したのか緩くなってる。一方俳優は頑張ってるんだけどその意気込みがこちらに伝わらない。
どういうのかな、ファースがそこまでやってのける必然性もあんまし分からなかったし、ましてやディアスが(言ったって犯罪ですぞ)片棒を担ぐ必然性も全く説明ないまま。(遊びじゃないんだから)
だいたいぼくはモネの、あの積み藁の絵自体どこがいいのか分からない。(こんなこと映画に全く関係ないけどね)まさか、あのシスレーを目立たさせるためではないだろうに、、(このシスレーもそれほどのものではない)。
90分というコンパクトな時間にしては大味な映画だと思えました。
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