ビートルズの音楽に啓蒙されて出来た4編の短編。軽妙でコミカルなものから何やら深いものまである。何せ大阪中央郵便局前で、盆踊りまでやるんだから。一種の夢の中状態である。
音楽はビートルズにしては激しいものからポップスなものもある。聞きほれていると小さくなり劇が始まる。そのリフレイン。でも心地よい。
それほどテーマ性がある劇ではない。むしろ散文でいうところの随筆と言おうか。自由である。だから冒頭三田村が前説か本番か分からないぐうたらくを述べる。
そのうちボール投げは始まり、でもそれにも意味はない。(あるの?)
そう、これは夢から始まり夢で終わる走馬灯である。だからこそ平成が終わり、何と新元号まで述べられる。それもやはり夢のまた夢なのである。
照明が落とされ観客は暗闇の中に現実を見る。新たな夢が始まったのだ、、。
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