キム・ギドクの新たな映画への挑戦作。
何しろ主役二人のセリフがない。女がラストに少し語るのみ。男にいたっては全篇声を発することはなかった。それでいて十分純度の高いラブストーリーにしてしまうんだから驚愕。ギドク、どんどん観客を不可解な世界に引っ張っていくものだから、途中でほほえましくなってしまった。
かなり余裕があって作ったものと考えてよい。こういう映画は演じている俳優は恐らく作品の意図は分からずに演技していたのではなかったのかなあ。
作品的にはギドクの新境地。誉めてやりたい。
見終わってからアントニオーニの「欲望」を連想する。何か似通っているものがある。
面白かったけれど、反面僕の心の入り方は薄かった。
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何しろ主役二人のセリフがない。女がラストに少し語るのみ。男にいたっては全篇声を発することはなかった。それでいて十分純度の高いラブストーリーにしてしまうんだから驚愕。ギドク、どんどん観客を不可解な世界に引っ張っていくものだから、途中でほほえましくなってしまった。
かなり余裕があって作ったものと考えてよい。こういう映画は演じている俳優は恐らく作品の意図は分からずに演技していたのではなかったのかなあ。
作品的にはギドクの新境地。誉めてやりたい。
見終わってからアントニオーニの「欲望」を連想する。何か似通っているものがある。
面白かったけれど、反面僕の心の入り方は薄かった。
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