1968年ごろというのは僕の青春の原点時期であり、Bというジャズ喫茶なんかでのあの雰囲気は否が応でも染み付いています。
その当事、まともと思っている若者は(少数派ですが)人生上のすべてを毎日のように悩み考えていたんです。もちろん映画のように擬似革命みたいなことを夢想したり、議論していたものです。
そんな若者の痛みとか、哀しみがじんわり伝わってきて、不覚にも僕は涙してしまいました。ぼくたちの世代は今でも多少それらを引きずって生きているわけで、普段忘れていた当事の思いを一挙に津波のごとく思い出させてくれたのでした。
この映画は3億円の真実をなぞったものではないことは見た方は分かると思います。当時の若者が真摯に生きる途上で挫折していった当事の思いを吐露させたものだと思います。結構時代考証なんかもリアルで、そんなに悲哀のある町並みだとも思わなかったですが、時代性を捉えていると思います。その中でもリアルなのは、やはりあのジャズ喫茶でのみんなの様相でしょう。あんな感じでした。思い出したくもないけれど、また触れたい気もありますね。
うーん、全く期待していなかった映画なので、こういう映画に出会えて嬉しいです。意外と当時の青春状況を的確に映像化している映画も少ないんですよ。
掘り出し物の佳作だと思います。
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その当事、まともと思っている若者は(少数派ですが)人生上のすべてを毎日のように悩み考えていたんです。もちろん映画のように擬似革命みたいなことを夢想したり、議論していたものです。
そんな若者の痛みとか、哀しみがじんわり伝わってきて、不覚にも僕は涙してしまいました。ぼくたちの世代は今でも多少それらを引きずって生きているわけで、普段忘れていた当事の思いを一挙に津波のごとく思い出させてくれたのでした。
この映画は3億円の真実をなぞったものではないことは見た方は分かると思います。当時の若者が真摯に生きる途上で挫折していった当事の思いを吐露させたものだと思います。結構時代考証なんかもリアルで、そんなに悲哀のある町並みだとも思わなかったですが、時代性を捉えていると思います。その中でもリアルなのは、やはりあのジャズ喫茶でのみんなの様相でしょう。あんな感じでした。思い出したくもないけれど、また触れたい気もありますね。
うーん、全く期待していなかった映画なので、こういう映画に出会えて嬉しいです。意外と当時の青春状況を的確に映像化している映画も少ないんですよ。
掘り出し物の佳作だと思います。
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