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観賞数 2024年 映画 96本、 演劇 72本

シューテム・アップ (2007/米)(マイケル・デイヴィス) 75点

2008-08-06 10:53:15 | 映画遍歴
映画は娯楽。まさに映画ならではの飛び切りお楽しみがいっぱい詰まった行け行けガンアクション映画。完全B級映画なんだけれど、この映画を作った人はセンスが滅茶あります。

まず、俳優が一流で立派。主役の男優二人はとても活き活きしています。楽しんで役を演じているのが画面を通じて分かってくる。二人の心理駆け引きも面白い。特に静と動を対比させているのがいい。

追いかけ役の悪役ポール・ジアマッティの頭脳推理。彼はこんな映画でも充実の演技。研ぎ澄まされた演技はB級でより冴え渡る。

動であるクライヴ・オーウェンはにんじんを使った武器だとか、社会道徳をさらりとアクションに生かし、軽いのりの最高の演技。特に彼がお産を取り上げる羽目になり臍の尾を銃で撃ち、切っちゃうところなんて馬鹿馬鹿しいがサービス満点だ。

だいたいこの映画、あり得ないシーンが多いのだが、ラスト近く、飛行機から脱出後の空中降下中のガンアクション。馬韓馬鹿しくて開いた口がふさがらなかったが、いやあ、やってくれましたね。こんなマンガでも思いつかないようなシーンがこの映画にはふんだんにある。しかも、一流の3人の俳優起用。また映画の基本時間90分にまとめ上げた観客へのサービス。映画ってこれでなきゃね。

我が愛するモニカ・ベルッチは相変わらずの美貌で楽しませてくれます。結構脱ぎっぷりのいい女優ですが、美貌度では女優でも最高峰にいる人なので、年齢的にもそろそろ後世に残る映画に出演していただきたいというのも一ファンの願望です。

でも、こんな超マンガチックなイケてるアクション映画、どんどん輩出してもらいたいものです。実質的に料金価値いわゆるCPが相当高い映画ですね。お勧めです。

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