東京で見る久しぶりの演劇。場所は新宿3丁目。外は雨。中央に舞台が設営してあり、観客は四方八方どこからでも見られる仕掛けが施されている。
何かどこかで見たことのある話だなあと思っていたら、昔見た映画「ノートルダムのせむし男」だとすぐ納得。なるほどこういう話だったかなあ。
悲しいストーリーだが、強い愛の昇華の話と受け止める。童話的で素敵だ。何故だか冒頭とラストのシチュエーションがオスカーワイルドの「幸せの王子」を連想してしまう。どちらも強い無償の愛を訴えた名作だった。
商業演劇が蔓延する中、こういう地味な作品をきちんと演劇にしてしまう劇団にとても好意を持つ。これからも頑張ってほしい。
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