荒削りだけれどギドクのすべてがここにあるといっても過言ではないほど愛への昇華と美術的な拘りがある。後年の作品はすべてこの作品の焼き直しではないのか、と思えるほどシンプルに、生きることと死ぬことへの想いを驚くことにロマンティシズムいっぱいに描いている。
途中での一連のピストル事件は茫洋としているが、それでもこの映画の欠点とならずむしろ詩的に思えるほど。
ラストの心中の水面下の絵画のある部屋シーンは素晴らしいの一言で、ギドクの映画では一番美しいラストではないか。
でも、処女作でこの映画を作ってしまったギドクはある意味不幸な作家だといわなければならないかもしれないですね。その意味ではトリュフォーに似ているかも知れない。やっとこの映画を見られて幸せです。秀作。
途中での一連のピストル事件は茫洋としているが、それでもこの映画の欠点とならずむしろ詩的に思えるほど。
ラストの心中の水面下の絵画のある部屋シーンは素晴らしいの一言で、ギドクの映画では一番美しいラストではないか。
でも、処女作でこの映画を作ってしまったギドクはある意味不幸な作家だといわなければならないかもしれないですね。その意味ではトリュフォーに似ているかも知れない。やっとこの映画を見られて幸せです。秀作。
ギドクの作品は観た後暫くは気持ちがどよ~んとなるので、
きつい,,,でも美しい、でも重い、の葛藤です。(笑)
自分でも好きなのか苦手なのかがよくわかりません。
悪い男の中で主役の彼が初めて言葉を放つ場面に、
強烈なものを感じました。
あの作品はかなり評価が高かったように思いましたが、
正直に吐き気を覚えぐったりした記憶があります。
生々しい愛の表現をみてしまったような,,,
キドクっていったい何者なんでしょうか?
この映画2ねんほどまえに渋谷でやってたんですよね。確か、ギドク・マンダラという名称で。それを見逃し、大阪の十三でまた見逃し、そしてDVDでやっと見ることが出来たのでした。
今、現役の監督では一番好きな監督かもしれませんね。映画を通して求めるものが究極で素晴らしい。
では、また。