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すみれ屋敷の罪人(降田 天 著) (2018 宝島社) 80点

2020-05-16 21:04:24 | 読書遍歴

読みやすく、長くなく、話も適当に混み入って、しかもひねりも十分で、ミステリーとして堪能した。ただ、いわゆる犯人当てという本格からは外れているが、まあこれほど楽しませてくれたら十分である。

すみれという設定も昭和初期というオマージュさえ感じられ、じつに感受性の高いミステリーである。最近、こういう秀作がどんどん出現するから、日本ミステリー界、頼もしいの一言。


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