セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 93本、 演劇 71本

そして誰も死ななかった (2019 KADOKAWA)(白井 智之 著)  75点

2020-05-15 21:32:58 | 読書遍歴

この著者はすこぶる頭がいいんだろうなあ。本格ミステリーで、論理的に犯行を説明してゆくというのは当然で、最近このところをおざなりにする作家もいるから、ここは認めるべきだと思う。

でも、これを二転三転するから読者はくどく感じるんだろうか、恐らくこの部分に賛否両論があるだろうなあとは思う。僕も正直言って、ラスト近くになると通常は身を乗り出すところを、またかと流して読んでしまったことを告白しよう。

でも本当はここがミステリーの本道なんでよね。実にすごかった。面白い!

でも、動機がマンガチックで、ちょっと興ざめでしたが、、。ミステリー作家として才能は十分あります。期待できる作家です。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 泣くな赤鬼 (2019/日)(兼重... | トップ | すみれ屋敷の罪人(降田 天 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書遍歴」カテゴリの最新記事