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印象派美術展歩き ひろしま美術館~京都市美術館(ワシントン・ナショナル・ギャラリー展)

2011-10-21 13:30:20 | 書きとめ日記

広島に行く用事があったのでいつものように記念公園まで歩きひろしま美術館に寄る。ここの美術館には世界有数の印象派大家の作品が所蔵されている。それぞれ作家の点数は少ないが選りすぐりの名品ばかりだ。そのため広島に来て時間があればいつも来ることになっている。

そろそろ広島にビジネスで来ることもなくなるかも、という気持ちが今年の場合は例年とはちょっと違う気持ちを抱かせる。けれどいつも迎えてくれる絵画たちは変わらない新鮮さを持って僕を元気づけてくれるのだ。

特に僕は4室に分れている部屋でも、第一室の作品群が好きだ。コローの「花の輪を持つ野の女」のりりしさ。マネの「灰色の羽根帽子の婦人」の香る芸術。ブーダンのボルドー風景」の実直さ。そして我が敬愛するシスレー。サン・マメス」の生新さ。そしてルノワール、ピサロたち、、。本当に選りすぐりの逸品絵画群である。

つい最近京都に行くついでがあったので市美術館に寄る。偶然にもここにも印象派の大群が、、。

まず入ると、な、なんとコローの風景画「うなぎを獲る人々」が掛かっている。これが素晴らしい。色彩はコローにしては結構濃い目だが、実に美しい。この絵だけで5分以上も前に立っていたので次から次へと来る人にご迷惑をかけたのかもしれない。マネ、ピサロ、ドガ、モネ、ルノワール、カサット、ロートレック、セザンヌ、ゴーギャン、スーラ、そして出口にちょっと小さめのゴッホの自画像。これらの作品中日本初公開作品は約50点というから印象派ファンには目を離せない展覧会だ。

印象派と言えばまずゴッホと言うぐらい日本人は彼が好きだ。でも彼の絵は決して家で飾ろうとは僕は思わない。色彩が鮮やかなので展覧会では目を引くが、僕はそれほど好きでもない。

なぜ日本人は印象派絵画が好きなのかと言えば、よく言われるのが彼ら印象派画家たちは日本の浮世絵にかなり影響された、そのDNAが我ら日本人たちを狂わせるというのである。うーん、そうだったら嬉しいような気もする。と言うのも僕はその浮世絵がとても好きだからだ。そういう意味では僕は完全なる日本人ということになりますね。


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