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長年生活を共にしていた叔母が結婚のため、急に一人になった婚期が遅れ気味の女性の話。今や30代後半の女性ってざらにいる。その女性から見るちょっとした生活の変化を、ざわざわ眺めたあるひとときのの空間、、。
鶏がらスープさえ飲んでいれば何とか人生、生きていけるわよ、といったセリフだったか、予告編でかなり印象深かった。でも、冒頭の叔母の結婚騒動といい、その後何となく同居する羽目になる男性陣の登場といい、ちょっと小説的なんだよね。というか、現実感がないといったのが正しいかな。
見知らぬ男性がうら若き(?)女性の一人住まいの家に同居する、というこの一点でこの映画はすでに現実のものではない夢想的な小説世界を連想させる。かなり古めかしい家屋だからこそ、風呂はどうするのとか、施錠は大丈夫なのか、とか男の自分が急にせり出してくる。
この時点で恐らくこの作品の本質的な部分から僕は逸脱しているのだろうが、どうしても違和感を持ってしまう。独身女性のお昼寝の夢物語だと思えばほとんど納得する話なんだけれど、どうもそうではないらしい。
でも、近くの廃墟になったメリーゴーランドだの、そこで演奏される音楽だの、とても映画的センスは光っている。しかしです、でも、現実の世界に生きている僕たちからすると、この浮遊している世界から、ちょっと現実に降りて来ていただき、身動きのできない我が生活をちくりと刺してもらいたいのだ。換言すれば、僕は、自分の感性・人生観・生活感と多少でも共有したいからこそ、毎週映画館に行っているんです。
女性の視線から描かれているから、男どもには分からない何かがひょっとしたらこの映画にはあるのかもしれません。でも、映画を観終わって特に何も感じなかった気がします。女性はどうなんだろう。
鶏がらスープさえ飲んでいれば何とか人生、生きていけるわよ、といったセリフだったか、予告編でかなり印象深かった。でも、冒頭の叔母の結婚騒動といい、その後何となく同居する羽目になる男性陣の登場といい、ちょっと小説的なんだよね。というか、現実感がないといったのが正しいかな。
見知らぬ男性がうら若き(?)女性の一人住まいの家に同居する、というこの一点でこの映画はすでに現実のものではない夢想的な小説世界を連想させる。かなり古めかしい家屋だからこそ、風呂はどうするのとか、施錠は大丈夫なのか、とか男の自分が急にせり出してくる。
この時点で恐らくこの作品の本質的な部分から僕は逸脱しているのだろうが、どうしても違和感を持ってしまう。独身女性のお昼寝の夢物語だと思えばほとんど納得する話なんだけれど、どうもそうではないらしい。
でも、近くの廃墟になったメリーゴーランドだの、そこで演奏される音楽だの、とても映画的センスは光っている。しかしです、でも、現実の世界に生きている僕たちからすると、この浮遊している世界から、ちょっと現実に降りて来ていただき、身動きのできない我が生活をちくりと刺してもらいたいのだ。換言すれば、僕は、自分の感性・人生観・生活感と多少でも共有したいからこそ、毎週映画館に行っているんです。
女性の視線から描かれているから、男どもには分からない何かがひょっとしたらこの映画にはあるのかもしれません。でも、映画を観終わって特に何も感じなかった気がします。女性はどうなんだろう。
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