難病もののいわゆる純愛ものというのではない。白血病の少女と引きこもり青年である兄と、そして彼らを繋ぐ家族、学校、地元有志会といった人間の心のつながりをじっくり見つめた作品である。
いやあ、見る前は何か気恥ずかしいというか、この映画を是非見ようという気にはなれなかったと思う。悪いが、時間の関係でたまたま見てしまった映画である。しかし、そんな不届きな吾輩も、この映画の真摯な人間のまなざしには本当に参ってしまった。
妹の退院の日からこの映画は始まる。帰っても、兄の部屋は開いていない。引きこもり状態で食事さえ降りて来ないのだ。もう年齢的には20前ぐらいであろうか、ある意味情けない状況だ。そんな兄を明るい妹が励まし、何と兄貴を更生させてしまうのだ。
こう書いていくと、美談の連続で作られた話みたいだが、なんとこれが実話らしいのだ。だから、少女のボーイフレンドが出てくるわけでもなく、引きこもりから回復して病室を毎日訪れるのがこの兄貴なのだ。
僕はこの、まさに現代ではありえない事実に驚いてしまう。実の兄が毎日病気の妹を見舞うようなことがあるのだろうか、、。この事実がぼくの心を強烈に揺さぶる。兄はバイトでためた金で妹に携帯を買ってあげる。そしてこの携帯で最後の思わぬ出来事があるのだが、、。
花火を上げる際の有志会との出来事などちょっと出来レース的なクサイ演出もあったけれど、正直号泣してしまいました。まさに嗚咽が出るほどで自分でもびっくりしてしまいました。それはラブストーリーなる男女の仲ではなく、人間が生きる一番小規模単位である、家族というものをじっくり描いているからだと思われます。甘いと言われるかもしれませんが、心が洗われます。いい映画でした。
いやあ、見る前は何か気恥ずかしいというか、この映画を是非見ようという気にはなれなかったと思う。悪いが、時間の関係でたまたま見てしまった映画である。しかし、そんな不届きな吾輩も、この映画の真摯な人間のまなざしには本当に参ってしまった。
妹の退院の日からこの映画は始まる。帰っても、兄の部屋は開いていない。引きこもり状態で食事さえ降りて来ないのだ。もう年齢的には20前ぐらいであろうか、ある意味情けない状況だ。そんな兄を明るい妹が励まし、何と兄貴を更生させてしまうのだ。
こう書いていくと、美談の連続で作られた話みたいだが、なんとこれが実話らしいのだ。だから、少女のボーイフレンドが出てくるわけでもなく、引きこもりから回復して病室を毎日訪れるのがこの兄貴なのだ。
僕はこの、まさに現代ではありえない事実に驚いてしまう。実の兄が毎日病気の妹を見舞うようなことがあるのだろうか、、。この事実がぼくの心を強烈に揺さぶる。兄はバイトでためた金で妹に携帯を買ってあげる。そしてこの携帯で最後の思わぬ出来事があるのだが、、。
花火を上げる際の有志会との出来事などちょっと出来レース的なクサイ演出もあったけれど、正直号泣してしまいました。まさに嗚咽が出るほどで自分でもびっくりしてしまいました。それはラブストーリーなる男女の仲ではなく、人間が生きる一番小規模単位である、家族というものをじっくり描いているからだと思われます。甘いと言われるかもしれませんが、心が洗われます。いい映画でした。
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