久々に邦題がナイスな映画です。そうこの映画は、人間がどんな環境にいようと、諦めることなく希望をもって進めば何か生み出されるといった、今の現代では不透明になってしまったずばりガッツ映画です。
ちょっと良過ぎの展開であれっと思ってしまうが、冒頭でいつものようにこの映画は事実に基づいた映画と出ているから、それについては不問にします。
映画的テンポもほどよく、黒人女性の3人の話だけれども、全然退屈しない。それより、そのうち気持ちが乗って来て、画面に目が寄って行きます。何か、昔懐かしい映画の雰囲気も持たせ、しかもなかなかの演出です。こういう映画は素直に見よう。
やはり相変わらず、こういう役をすると、ケヴィン・コスナー は絶品です。儲け役だけど、俳優としての人間の素質がそのまま出ていますね。素晴らしい。久々に彼を見られてそれだけでも嬉しい限りです。実にいい映画でした。
2016年って、アメリカでは珍しく秀作が溢れてたんですね。こういう映画が今頃公開だというのも、少し考えさせられます。「ムーンライト」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「ラ・ラ・ランド」「ハクソー・リッジ」「メッセージ」とすごいですね。ここ何十年なかったことです。
人間、夢(換言すれば希望)を持たなければ、へなちょこになっちゃうよ。是非若い人たちに見てもらいたい映画です。秀作です。
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