年末近くになると催される一人芝居フェス。全国から精鋭がやってくる。でも今年は地方色の方言があまり聞けなかった感がするなあ、、。
上演時間が午前11時から終わりが午後5時半。その間、3ブロックで9人の一人芝居が繰り広げられる。いつもこれを見ているときはまだ吾輩も健康なんだと思い起している。だから、健康パラメーター代わりに鑑賞しているのである。
冒頭の「黒川の宴」のかっこよさから始まり、最後は真打突撃金魚の山田蟲男の壮絶さで締めくくる。9人のうち、実力もかなり高低差もあるように思われるが、みんな誰ひとりセリフのトチリもなく、100%以上の出来で臨んでいるのが分かる。だから、客席も満席なのだ。
今回はやはりオオトリ山田の乱歩再現に拍手を送ろう。愛とは究極的にはここまで辿り着くのだ。我々凡人でもその凄惨なまでの愛の考察にはぞっくり見てはならないものを見てしまった感がある。さすが山田蟲男。最近改名したのだが、その名の通り、ぞわぞわ蠢いていた。演出のサリngROCKさんもさぞご満足だろう。
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