セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

幻の彼女(酒本 歩 著)(2019 光文社) 75点

2020-01-09 20:28:44 | 読書遍歴

ミステリーの本質が謎解きだとしたら、この本ほど付き合った女性が3人とも次々と死んでゆくというこの驚異的なものすごい本は最近ない。

ということで私もこのミステリーの醍醐味に惹かれてページを繰っていくのだが、なんともすごい飛躍的な考えもつかない解決がそこに待っていたのだ。

うーん、これは何とも、科学か医学かSFか、なんとも言えない代物だが、これもまた現代ミステリーなのである。読みやすい文体、親近感を覚える主人公の心とともに、読者はさわやかな甘いミステリーの旅をすることになる。

良作である。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アイリッシュマン (2019/米)... | トップ | 劇団壱劇屋「劇の劇」(作・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書遍歴」カテゴリの最新記事