フセインが出てくるからそう遠くではない時代の話だ。ロシアから高齢者二人が夢をもってイスラエルに入国。そこでの生活を待ち受けていたものは、、。
適度に散らばめた映画愛を下敷きに、もう決して後戻りのできない二人は新たな希望を探し求める。現実という壁が二人を待ち受けるが、それでも明日を求めて生き続けるしかない。
何か、どこの世界にも通じる話だが、今時こんなテレフォンセックスなんかあるのかいな、と思いながらも何にでも挑戦しようとする妻の真正直には頭が下がる。仕事に上下・差異はない。まさにそうですね。
反対に、自分を決して変えない夫は不正を承知するも映画泥棒の世界に入り込んでしまう。けなげな二人だが、やはり彼らを救うのは二人が知らぬ間に蒸留していた愛だったのだ。
まさに現代の青い鳥。時代は変わらぬ。ふと気づく愛の香りに人は生きる勇気をもらう。希望は生きる上で必要なのだ。
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