チョン・ジヒョンを初めて見たその時を覚えている。「イレマーレ」という時空を超えた男女の恋愛を描いていた映画で、その美しさに驚いた。その時の相方がイ・ジョンジェで、僕にとってはとても思い入れのある作品であった。
それから早や15年。お二人はあまり容貌も変わらないが、僕はめっきり歳月を経ました。自分の中では韓国映画の見方もかなり変わってきましたね。そんな思いを胸に秘め、この映画を見ました。
考えたら日本併合時代の映画なんですね。香港といい、この時のパルチザン映画は何ら気持ち的に日本人だからか、複雑な思いがします。いくら娯楽映画だとは思ってはいても、きついものがあります。
まあ娯楽映画としては及第点なんだろうけれど、冒頭でも双子の姉妹略奪から翻弄されたチョン・ジヒョンの行動、心理を見ていると、妹が自分に間違われて殺されてもそれほど感情を表わさないシーンとかが、ちょっと気になりました。あそこは重要な、レジスタンスでも人間に戻る重要なシーンのはずですよね、、。
他の3男優(イ・ジョンジェ / ハ・ジョンウ / オ・ダルス)が頑張っていただけに、ちょっとバランスが取れていないような気がしました。と、こういう見方が出来るのも、僕の15年の歳月が災いするのでしょうか、、。嗚呼。
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