![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/9b/e873996542228ad89170f1eb42ae4379.jpg)
初めての劇団かなあと思ったけど、昨年の今頃このカフェを探したことを思い出す。そしてタッチも全く同じで、深く後々に印象に残った作品だった。そう、演り人知らズが大阪に戻ってきたのだ。(名古屋でも公演するらしい)
最初の劇。折り紙を使った人の心を写し込むうまい作品。しっとりと夫婦の愛情を映し出す。じわっと沁み込むように人の機微に触れる。素敵だなあ。演劇でこんな繊細な表現ができるとは、、。またまたずっと心に残る作品となりそう。
次の劇。がっかりアバターの坂本の脚本。これがまたいい。この観客をだましかすめる態度は憎いほど。でもあのラストの爽快さ。たまらない。暗い、恐い、どうしようもなく閉塞感の続く長いトンネルを、レストランでの「一人です」に集約する見事な幕引き。ああ、だからこそ僕はこの感触を求め、演劇を見ているのだと気づく。
中編2本だけど、じっくり見ごたえがある。カフェだからこその手作りの、間近の鑑賞感も素敵だ。いやあ、こんな劇を見られて僕は幸せであります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます